お知らせ

こんにちは。
秋田にも暑い季節がやってまいりました。
洪水の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
復旧作業中の方も、どうぞ脱水に注意して安全な作業を心がけましょう。

さて、
夏は暑さや汗、水泳などで耳、鼻、のどに不調が起こりやすい季節です。耳鼻科では、夏に多い疾患とその受診の目安、予防や対処法についてご紹介します。

耳に関する疾患としては、外耳炎や中耳炎があります。外耳炎は、水泳やシャワーなどで耳に水が入り、細菌やカビが繁殖して起こる感染症です。耳のかゆみや痛み、分泌物などが主な症状です。中耳炎は、鼻やのどの感染が耳に広がって起こる炎症です。耳の奥の痛みや違和感、聴力低下などが主な症状です。いずれも放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性がありますので、早めに受診してください。

鼻に関する疾患としては、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があります。アレルギー性鼻炎は、花粉やダニなどのアレルゲンに反応して起こる免疫反応です。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが主な症状です。副鼻腔炎は、風邪やアレルギーなどで鼻の粘膜が腫れて副鼻腔の通気が悪くなり、細菌が増殖して起こる感染症です。頭痛や顔面圧迫感、黄色い鼻水などが主な症状です。いずれも長引くと慢性化する可能性がありますので、適切な治療を受けてください。

喉に関する疾患としては、扁桃腺炎や喉頭炎があります。扁桃腺炎は、ウイルスや細菌によって扁桃腺が腫れて起こる感染症です。喉の痛みや発熱、飲み込み困難などが主な症状です。喉頭炎は、ウイルスや細菌によって喉頭が腫れて起こる感染症です。声のかすれや咳、息苦しさなどが主な症状です。いずれも自然治癒することもありますが、重度の場合は抗生物質やステロイドなどの薬物治療が必要になることもありますので、注意してください。

夏の耳鼻科的な不調を予防するためには、以下のような生活の工夫が有効です。

・水泳やシャワー後は、耳に水が残らないようにしっかり拭き取る。
・エアコンや扇風機を使うときは、直接風が当たらないようにする。
・アレルゲンに触れる機会を減らすために、掃除や洗濯をこまめにする。
・水分や栄養を十分に摂ることで、粘膜の抵抗力を高める。
・タバコやアルコールなどの刺激物を控える。

以上、夏に多い耳鼻科的な疾患とその受診の目安、生活の工夫についてご説明しました。夏は楽しい季節ですが、耳、鼻、のどの健康にも気を配りましょう。もし何か不安や疑問がありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

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