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インフルエンザ鼻噴霧ワクチン

インフルエンザ鼻噴霧ワクチン、「フルミスト」は、注射ではなく鼻に噴霧するタイプのワクチンです。これは特に注射を嫌がる子供たちにとって有効な選択肢です。

海外の状況

フルミストは2003年にアメリカで初めて認可され、その後2011年にはヨーロッパでも使用が認められました。このワクチンは、インフルエンザA型2種類とB型2種類の計4種類の株を含む弱毒化生ワクチンで、鼻粘膜に直接噴霧することで免疫を強化します。

日本での認可

日本では、2024年から2025年のシーズンに向けてフルミストの使用が認可されました。これにより、国内の医療機関でも接種が可能となり、特に2歳から18歳の子供や青年が対象となっています。

今シーズンの入荷状況はまだはっきりしませんが、導入を予定している医療機関も多いようです。当院でも一定数のワクチンを確保しておりますが、在庫に限りがあります。

メリットと注意点

メリット:

注射の痛みがないため、特に小児に適しています。また、鼻粘膜での免疫反応を引き起こすため、予防効果が高いとされています。

注意点:

一部の人には副作用があり、鼻水や鼻づまり、軽度の発熱などが報告されています。また、免疫力が低下している人や特定の基礎疾患を持つ人は、接種前に医師と相談することが重要です。市町村からの補助を受けられる自治体においては、補助の対象等を確認することをお勧めいたします。

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